数ある職種の中でも知名度が高く人気な事務職。
「デスクワークでラクそう」なイメージや「パソコンスキルが身につく」といったイメージをもっている方は多いのではないでしょうか。
さまざまな業界で必要とされる職種でもあり、「フリーターから正社員になりたいと思う職業」でも例年上位に入っています。
そんな事務ですが、実は一口に「事務職」といっても種類があり仕事内容は異なるのを知っていますか?
事務の種類によっては向き不向きや、正社員で転職するためのアプローチにも違いがあります。
今回は事務の仕事内容や種類、必要なスキル、未経験から正社員になるためのオススメの方法などをまとめました。
事務で正社員を目指す方はぜひチェックしてください。
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事務職は大きくわけで3種類!仕事内容・適正について
事務職には主に「営業事務」「一般事務」「経理事務」の3種類があります。
細かく分けると総務や会計、法務など多岐に渡ってしまいますが、大まかな分類とするとこの3つが主軸となります。
「一般事務」
おそらく大多数の人が「事務」と言われて思い浮かぶであろう事務職が一般事務です。
特別な業務は特になく、電話・来客応対や書類作成といった雑用的な仕事を任されます。
専門分野はなく、幅広く色々できて、誰とでも円滑にコミュニケーションをとれることが重要になります。
「営業事務」
営業職のサポートを主に行う事務職が営業事務です。
電話やファックスの対応、営業職の必要とする資料の作成、時には営業に同行して議事録を作成したりすることもあります。
外部の人間と連絡を取ることも多く、ビジネスマナーと資料作成やプレゼンの手伝いのためのPCスキルが求められます。
「経理事務」
伝票の作成や経費清算など、名前の通り会社の中のお金に関わる仕事を行うのが経理事務です。
PCスキルのほかに、簿記や金融系の知識が必要で、この中ではもっとも専門性の高い事務職になります。
仕事の内容や業界により違いがある場合も
基本的にはどの会社でも事務の仕事は似たり寄ったりですが、業界によっては仕事内容が特殊なものや、特別なスキルを必要とされることがあります。
特殊な事務職としては医療の点数計算が必要になる「医療事務」や、英語等他国の言語スキルが高いレベルで必要になる「貿易事務」など、ちょっと変わった事務職もあります。
PCスキルは絶対必要じゃない?事務に必要なスキルとは
「事務職になるためには、PCスキルが必要なのでは?」
そう思う方も多いと思います。
実は”絶対に必要か”というとそんなことはありません。
事務職には、スキルを必要としない未経験歓迎の求人も多いのです。
では、未経験歓迎求人の場合なにを求められるか?というと人柄を重視した採用になります。
事務職は基本的にサポート要員なので、気遣いが出来る人、他人と円滑にコミュニケーションが取れる人であることが第一。
その他は必要最低限できればオッケーなんです。
ただし未経験OKの求人は人気のため、倍率はかなり高いです!
そのため、資格があった方が同じ未経験者でも少し有利に働きます。
オススメはどんな事務でも通じるPCのスキル。
Excelが一番使用率が高いため需要が高く、PowerPointが出来れば資料作成面でいいアピールになるでしょう。
Wordは文字入力が出来ればいいため、資格の必要性は上記の2つよりは低めです。
未経験から事務で正社員になるためのオススメの方法
さきほどお話しした通り、事務職は人気が高いです。
実際のところ、資格やスキルがないと未経験で正社員になるのは難しいといわれています。
でも、資格取得やスキルを身につけるためには、どうしても時間がかかってしまいますよね。
「時間やお金には余裕がある!」という方は別ですが、「なるべく早く正社員になりたい!」と思われている方のほうが多いと思います。
そこでオススメなのが、就職支援サイトの利用です。
就職支援サイトとは、未経験や経歴のない異業種からの転職をサポートしてくれる無料サービスのことです。
未経験からの転職ノウハウを熟知した担当者が、あなたの希望条件や経験にあった企業を紹介してくれます。
さらに、応募書類の添削や面接対策、給料交渉、転職後のアフタフォローなど、最初から最後まで転職をサポートしてくれるので、未経験者でも事務職になれる確率はグンとアップします。
未経験者でも採用されやすい業界はきちんとあるので、就職支援サイトを使って書類対策や面接対策をすれば必ず道はあります。
おすすめは販売業界と広告業界。
この2つは未経験者でも採用されやすい・仕事がしやすい業界です。
販売業界はお客様対応のメールや電話が主なこともあり、特別なスキルがいらないことから未経験者でも採用されやすいです。
広告業界はデータ入力や広報作成など、マニュアル通りに進める仕事が多いので未経験者でも簡単に仕事ができるようになりますよ。
まとめ
一口に事務といっても様々な仕事内容があります。
職種の特徴が転職活動時にも反映されますので、適正も考えて選ぶのが良いでしょう。
応募書類や面接では、どうして事務職になりたいのか、正社員になってどんな風に働きたいかをしっかり考えてアピールすることも大切です。
スキルや経験に不安がある方は就職支援サイトもうまく活用しながら、事務職で正社員を目指してみてくださいね。