正社員になりたいという理由の一つが、退職金制度と言えるでしょう。
退職金は会社を退職する時にもらえるお金で、正社員で働く大きなメリットでもあります。
退職金の額は平均で1,000〜3,000万円にもなるんですよ。
正社員の退職金制度について
そもそも退職金制度とはどのような制度なのかを確認してみましょう。
まず退職金は、必ず支払わなければならないと定められている法律ではありません。
ですので例え支払われなかったとしても、規約でそのように書かれていたのなら文句は言えません。
しかし半数以上の会社では、今でも退職金を支払っています。
あのお金はどこから捻出されているか、ご存知でしょうか?
それは毎月の給料から積み立てられているのです。
正社員は毎月給料の中から、少しずつ退職金として積み立てられており、まとまったお金が退職する時に支払われているだけなのです。
ただし5年以上の勤務が条件だったりと、退職金制度のある会社でも必ず退職金が支払われるわけではありません。
退職金の考えは変わってきている
昔は退職金にあてるお金を積み立てるのが、一般的な日本企業のあり方でした。
しかしいざという時に、まとまったお金が支払えるのかわからないという不安から、退職金の積み立てをやめる企業も増えています。
その分、毎月退職金用に積み立てるはずだった給料が、月給として還元されています。
これは、後々にまとまって支払われるか、今支払われるかだけの違いです。
不安な人は、毎月貯金しておけば、実質的に退職金がもらえているのと同等になります。
また退職金制度については、入社前に調べることも可能です。
まとめ
退職金は、正社員なら必ず支払われるお金ではありません。
しかし貰える企業も多く、貰えない企業でも毎月の給料に還元されています。
自分で調べるのでは不安という人は、転職する時に転職エージェントに確認すれば、すぐに調べて教えてくれますよ。