フリーターから正社員になりたいなら、なるべく若いうちに就職活動を始めた方が有利です。
裏を返せば、年をとればとるほどフリーターから正社員になるのは難しくなるということです。
例えば、20歳の未経験フリーターと35歳の未経験フリーターが同じ会社の面接にきたとします。
この場合、採用になるのは20歳のフリーターです。
特に正社員採用となれば、企業も慎重になります。
20歳の人によっぽどの問題がない限り、将来性のある若い人が採用されるのが当然なのです。
最近は少しずつ好景気になっているようですが、実際問題就職率が改善されているのは主に若い世代ばかりです。
中年フリーターは増えている
中年フリーターとは、毎日新聞が定めた35歳〜54歳までのフリーターのことを指します。
1990年代には130万人だった中年フリーターは、昨年の2015年には273万人と倍増していることがわかっています。
もちろん「フリーターのままで良いや!」と考えている、中年フリーターもいるでしょう。
しかし、この数字だけを見ても、ずべての中年フリーターが望んでフリーターをしているとは考えにくいです。
恐らく、ほとんどの中年フリーターは正社員になりたいと考えているのではないでしょうか。
その世代でフリーターをしているということは、現時点でかなり将来設計に不安を抱えているはずです。
結婚も出来ない、収入も増えない、年下の正社員には馬鹿にされたりと、良いことが何もありません。
ですが、そういった中年フリーターが就職して正社員になることはかなり難しいのです。
これが中年フリーターの現実です。
年をとると正社員にはなれない?
マスコミがよく中年フリーターのことをあおるような報道をしていますが、年をとったからといって、全く正社員になれないわけではありません。
しかし若い頃に比べて条件が悪くなり、働ける場所や職種も限られてくるのは事実です。
ハッキリ言って、あまり明るい将来展望はえがけません。
だからこそ、少しでも若い間に正社員になるための就活をした方がいいんです。
もし同じ条件なら30代前半より20代後半。
20代後半より20代前半の方が、正社員就職には有利です。
中年フリーターの人には酷ですが、少しでも若い人を欲するのは企業としては当たり前です。
若いというのは、それだけでも大きな武器です。
資格取得してから、もう少し落ち着いてから、と時間がたってからでは、手遅れになる可能性があります。
十分に気をつけてくださいね。
まとめ
年をとってからでも、絶対に正社員になれないわけではありません。
ですが就職活動においては、明らかに不利な立場となります。
そして、どの企業も若い人材を欲しがるので、中年フリーターが働けるのは皆がやりたくないような仕事ばかりです。
ウソ偽りなく、年をとればとるほど正社員になるのは難しいのです。
年をとってから後悔しても遅いので、なるべく若い間に正社員を目指しましょう。
若いことはそれだけでも大きな武器です。
正社員になりたいと思うなら、少しでも早めに行動を始めることをオススメします。