男性に比べ、結婚や育児、介護など仕事が左右されるライフイベントが多い女性は、年代や状況によって就職活動でおさえるべきポイントが異なります。
今回はフリーターの女性が正社員になるための就職活動における、考慮すべきポイントをまとめました。
状況別に紹介していきますので、参考にしてみてください。
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独身の女性の場合
独身の女性フリーターの方は、近いうちまたは数年のうちに、結婚、出産、介護の可能性があるかを考えておかなければいけません。
- 結婚する可能性があるか?
- 子供を出産する可能性があるか?
- 両親の介護をする可能性はあるか?
可能性があるのであれば、両立して仕事を続けるのか、一旦仕事を辞めるのか考えておかなければいけないでしょう。
それによって働ける仕事はしぼられてくるはずですし、無理に正社員で探す必要はないかもしれません。
しかし、産休や育休をとるつもりであれば、そういった福利厚生もしっかりととれる会社で正社員になれるところを選ばなければいけないでしょう。
子供がいて保育園に預けようと思っている場合
小さい子どもがいる方は、まず、保育園にちゃんと預けられるのかを考えなければいけません。
最近は待機児童の問題もあるので、せっかく正社員になれる仕事を見つけても預けられるところがない、ということもありえます。
また、「子供が病気になった時にどう対応するか?」も考慮する必要があります。
両親に預けられれば、仕事選びの制約は多くないと思いますが、預けられない場合時短で働ける仕事などを選ぶ必要がでてくるでしょう。
さらには、二人目の子供の希望や、夫が育児に協力してくれるのかどうかも考え、仕事の復帰時期を考える必要があるでしょう。
- 保育園に預けられる?
- 子供が病気になった時にどう対応する?
- 二人目の子供の希望は?
- 夫の育児への協力は可能?
小学校低学年の子供がいる場合
小学校低学年の子供がいる場合、15時くらいまでに帰れる仕事が望ましいと思います。
でも、なかなかそういった仕事を見つけるのは難しいでしょう。
場合によっては学童保育なども検討する必要があります。
さらに、学校行事や子供が病気の時に急に休むことができる職場かどうかも考慮する必要があるでしょう。
- 子供が帰る時間にあがれる仕事か?
- 授業参観や運動会、学芸会などの学校行事の日に休みをとることができるか?
- 子供が病気の時の対応はどうするか?
子供から手が離れて社会復帰する場合
育児中は正社員として働くことが難しい場合でも、子供が中学生や高校生になれば本格的な社会復帰もしやすくなると思います。
正社員経験があれば、その知識を活かした業界や仕事選びをすることで、正社員になることも可能です。
知識が錆びてしまった、異業種で正社員を目指している、ということであれば、職業訓練やアルバイトを通して仕事を見つけるというのも一つの手です。
しかし、両親の介護がはじまる時期でもありますので、その点は考慮する必要があります。
- 今までの知識を活かして正社員を目指すか?
- 職業訓練やアルバイトから始めるか?
- 両親の介護はどうするか?
夫がリタイアした場合
夫がリタイヤした場合、これまでと違って基本的には夫と1日中過ごすことになると思います。
もしかしたら、それによって生じる問題もあるかもしれません。
改めて将来を話す良い機会になると思いますので、ご主人と話し合って決めるのが良いでしょう。
1人で答えがでない時は就職のプロに相談しよう
女性はライフステージによって考えることがたくさんありますよね。
1人では、迷うところがあると思いますし、なかなか条件に合う就職先を見つけるのも難しいかもしれません。
そんな時は、就職コンサルタントやキャリアカウンセラーに相談してみてください。
20代であればハタラクティブ
や女子カレッジ (JAIC)、30代以降であれば自治体の女性センターやマザーズハローワークがチカラになってくれると思います。